L'arrière du mois

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カッコよかったよ、Mっちゃん。

ふと思い出した。
昔、日本一のビッグネームとなった、「B」というバンドがいた。
彼らの、解散直前のツアーを見に行った。
チケットは非常に入手困難だったが、奇跡的に取れた。
会場で驚いたのは、彼らの存在感と、ファンの熱狂振り。
それまでも色んなバンドを見ていたが、あれだけのカリスマ性を持っていたのは、彼らが一番だったかも知れない。
ライブの帰りに、ツアーパンフを持って歩いていると、
「あのー。Bのライブ行ったんですか?・・・・・いいなぁ。」
と、いわれた。
そのツアーが終わりに近づいた頃、彼らは解散を発表し、東京ドームで、今や伝説ともなった解散ライブをした。

その「B」が解散後。
Bのドラマーであった、Mっちゃんは、当時のインディーズで名をはせていた「A」というバンドのヴォーカル「C也」とともに新しいバンドを結成した。
C也は、魅力的なエナメル質の声をしていて、その新しい「D」というバンドは、とてもパンキッシュでカッコよかった。

その頃、大学生だったワタシは、東北の小さな街にいた。
その街には、地元の学生バンドが出演するような、ほんとうにちっちゃなライブハウスがひとつあった。
そこに、結成したての「D」がやってきたのだ。
日本を席巻したあの「B」のドラマーが結成したバンドが、である。
見に行った。
そして、驚いた。
東京ドームのあの華々しい解散ライブを行ったドラマーが、粗末なステージの上にいた。客はというと、30人くらいしかいないのだ。
でも。
Mっちゃんはとても生き生きしていて、C也も凄かった。

ライブ後。
ワタシは、とあるバーへ行った。
この小さな街で、地元のイベンターが、彼らを連れ出すとしたら、2軒しか思い当たらなかった。
そのうちの1軒に、賭けた。
飲みながら待つこと数十分。

ほんとうに、彼らはそこへ来た・・・・。

ワタシは、声をかけるでもなく、視線を向けるでもなく、ただ固まって、耳をそばだてていた。
彼らの話し声が聴こえてくる。
ドラマーのMっちゃんが、突然、叫んだ。
Dは日本一のバンドだ!

「B」ではなく、今の「D」を日本一だと言い切る、Mっちゃんの言葉に感動した。カッコいいと思った。

その後、Dは、ビッグネームとなった。

今はもう、Dも解散してしまったが、いまだに、Mっちゃんのカッコいいこの言葉が耳に残っている。

「NANA」を読み返すと、思う。
バンドは、自らを信じて初めて動き出す。
ロックは、音楽の一ジャンルじゃない。
ロックとは生き方なのだ、と。


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この記事のコメント

その「B」というバンド。
彼らに出会ってバンドに目覚めて、其処からもう一つの「B」に出会ってV系及びインディーズにも興味持ってだね、今のアタシが居るわけだ。

今こうやってららんちゃんと出会ったのも、ある意味「運命」かなーと

思うわけだ(笑)うむ。
2005-07-28 Thu 23:12 | URL | 怜悧 #-[ 内容変更]
それもあったねぇ。それも見た。(笑)
また別の、「B」ブルーハーツってのもあった(それも見た)けど、そっちには行かなかった。
でも。ブルーハーツを見たときにね、前の席に、坊主頭(笑)のいかにも「初めてライブ見ます」って感じの中学生達がいたんだけど、彼ら、最初は固まってて(笑)、最後、はじけてた。
彼らにとっては、衝撃的な「ロックとの出会い」の瞬間だったんだろうな・・・って、思うよ。(笑)
2005-07-28 Thu 23:30 | URL | ららん #-[ 内容変更]
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