L'arrière du mois

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あるNGOの記録。

さっき、「古本屋で本を売って1900円もらった」と書きましたが、そこで実は、一冊の本を450円で買いました。
古本屋とか普通の本屋とかって、結構、そうなんですが、【この本に呼ばれました】。
ふら~っと書棚の前を通ってると、視界の隅になんかすっと入ってきて、つい手に取ってしまったりするんですよ。
今日買った本は、買ってよかった、それだけの価値があった本でした。

「チェルノブイリからの伝言」

1986年4月26日、旧ソ連で起こった悲劇。
ご記憶にある方も多い、けれど、いつの間にか忘れ去られていることも多い「チェルノブイリ原発事故」です。
この本は、1990年にソ連から、白血病の子どもの治療をして欲しい、と、一人の女性が日本を訪れたことから始まった活動の記録です。
日本の医療チームとボランティアが結束して立ち上がったNGO「日本チェルノブイリ連帯基金」。
この本の冒頭には、ロシアの文豪「ドストエフスキー」の言葉が出てきます。

「一人の子供の涙はすべての人類の悲しみよりも重い」

また、このNGOに最初から関わっていた医師の言葉が印象的でした。
最初は、チェルノブイリの問題に関わることに迷いもあったそうです。
しかし

やるなら10年はやらなければという思いがあった」
「10年やろうとするなら、反原発という言葉を使わずに、反原発という言葉が必要の無い世の中をどうしたら作っていけるか、という運動にしたいねと話してた」


10年という長期に渡る覚悟。

そして、また他のメンバーの言葉。

「JCF(上記NGOの略称)は、はじめからスケールが大きいですね。ふつう、NGO活動ってはじめから10年やろうとか考えない。」
「これからの市民活動は、まず専門家とのネットワーキング、そしてひとつから多へ、多からひとつへという視点が必要でしょう。それと、あるべき社会のあり方、理想社会についてディスカッションすべきだと思います。」


彼らは、チェルノブイリ事故による後遺症に悩まされる人々に対する直接的医療活動のみならず、現地医療チームとの交流(技術指導・データ収集等)、精神的ケア、さらには、原発に代わる代替エネルギーの開発の研究者・電力会社との話し合いまで視野に入れて、活動を続けており、この本は、2000年に出版された「10年間の記録」です。

で、じゃあ、今、この団体はどうしてるのだろう・・・・と思ってググってみたらありました。

「日本チェルノブイリ連帯基金」

今もまだ活動し続けていました。
毎年、スタディツアーまであるんですね。
しかし、このサイトの下のほうにこんな記事があってショック・・・。
トピックスのところに「タチアナ先生永眠」
この記事読んで泣きそうになりましたよ。だって、ワタクシが買ったこの本の中に、タチアナさんのインタビューが載ってるんですもん・・・。
。・゚・(ノД`)・゚・。

ワタクシのHPのNovelコーナーには、チェルノブイリ事故と同規模のものがもし日本で起こったら・・・・という想定で書いたものがあります。
拙い文章だし専門的知識がない状態で書いてます(大苦笑)が、今回、この本を手に取ってしまったのも何かの因縁でしょうか。
だって、本棚整理して売りに行かなかったら、入ってないお店だもん。(笑)
2000年に出版されたものだから、古本屋でしか、お目にかかれなかったかも知れないもん。

今日は、奇しくも、「ホワイトバンド・デー」。
この運動も、【ことの発端】であって【これで終わり】にはしたくないものです。
10年・20年先まで見通した運動、いや、運動自体は終ってしまっても、【心の中のホワイトバンド】は外さず、自分でできることだけでも続けていくことが重要だと思いつつ、この本を読んでました。

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この記事のコメント

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2005-12-11 Sun 23:07 | | #[ 内容変更]
どうやら、最初の派遣部隊が行ったときは、「ボランティア貯金」のお金を資金として使わせてもらうために、準備をかなり焦ってやった・・・という経緯もあったようです。
締め切りが迫ってたのね。
その職種の方って確かに威圧的な人も多いのは事実ですが、そういう焦りがつい出ちゃったのかも知れませんねぇ・・・。
2005-12-11 Sun 23:31 | URL | ららん #-[ 内容変更]
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